開所5年目を迎えた福祉サロン「あい・あい」。ボランティアの講師に教わりながら、大正琴を楽しむ利用者ら
サロンに響きわたるのは大正琴の音色と元気な笑い声。習い始めたばかりの人、昔かじったという人もいる。「ここでみんなとおしゃべりするのが楽しいんや」と利用者たち。今年五年目を迎えた別府市汐見町の福祉サロン「あい・あい」は、誰もが気軽に集える場として親しまれている。
今年六月にスタートした大正琴のほか、華道、料理、手芸、詩吟など十一の講座がある。利用者の希望で講座数は少しずつ増えた。一日二百円を払えば誰でも利用できるとあって、いろんな講座に顔を出したり、講座がない時間でも立ち寄る人も。利用者は少しずつ増え、昨年度は延べ千人以上が利用した。
NPO法人「福祉の森」(北地輝昭理事長)が運営する。二〇〇四年二月、市社会福祉協議会の常務理事だった北地理事長が地域コミュニティーの核として、年齢や障害を超えてさまざまな人が自由に集まれる場を目指して開いた。高齢者や障害者のニーズを掘り起こし、介護保険法や障害者自立支援法に基づく事業、介護保険対象外の人へのサービスも始めた。
「少しおしゃれをして来て、自由で楽しい時間を過ごしている」と大正琴を習う佐藤政子さん(86)=同市桜ケ丘。北地理事長は「福祉は地域が基礎になる。市内全域にこのようなサロンが広まれば」と話している。
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