県教委汚職事件に絡んで、部下の異動に便宜を図った見返りに二十万円分の商品券を受け取った疑惑などが取りざたされている、県教委ナンバー2の富松哲博教育審議監(60)から、小矢文則教育長が直接、聞き取り調査をしていたことが二十七日までに分かった。
関係者によると、小矢教育長は二十五日に富松審議監と会い、一連の疑惑について詳しく話を聞いたという。小矢教育長は聞き取りについて「内容は言えない」とした上で、「聞いたことにはきちんと答えてくれた。『迷惑を掛けて申し訳ない』との謝罪があった」と話した。
富松審議監は今年三月、部下だった元県教委義務教育課参事、矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で起訴、懲戒免職=が佐伯市内の小中学校長から県教委に異動する際、商品券を受け取ったとされる。二〇〇七、〇八年度の教員採用試験で口利きなどのあった受験者を不正に合格させるよう元同課参事の江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴、懲戒免職=に指示した疑惑もある。
富松審議監は七月八日以降、体調不良を理由に年次休暇(有給休暇)を取っており、今月二十日に辞職願を提出している。県教委で不正の実態調査などを進めているプロジェクトチームも九日、同審議監から聴取している。
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