「純粋だったなぁ」卒業式の映像に見入る卒業生ら
玖珠町の旧西部小学校(現北山田小学校)を一九七一年に巣立った卒業生の同級会が十六日夜、町内のホテルであり、三十七年間眠っていた卒業式の映像が公開された。母校は統合で姿を消したが、卒業生たちは当時の様子を振り返りながら、感動を新たにしていた。
同級会には卒業生十二人のうち八人と、恩師の小西保喜さん(75)=町内帆足=が招かれて出席。会食に先立ち、映像が部屋のテレビに映し出されると、懐かしさに涙をこらえながら、食い入るように見入っていた。
五、六年前、小西さんが卒業生の秋吉芳範さん(49)=町内戸畑=に、「あのフィルムはどうなっている」と声を掛けたのがきっかけ。秋吉さんが保管していたフィルムを、費用を分担してDVD化し、ささやかな上映会が実現した。
卒業式当日の様子や学級で一年間熱心に取り組んだウサギの飼育など、思い出のモノクロ映像が四十分間続くと、「純粋だったなー」「私たちの宝だね」と感想。「こんな学校だといじめはない」と言う声も聞かれた。秋吉さんは「当時の教材用の機材を使っていたので、DVDにまとめるまで苦労し、数年かかった。卒業生全員と小西先生に贈りました」と、晴れやかに話していた。
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