有明海産と偽って販売されたアサリ
県は十四日、宇佐市長洲の水産物販売会社「旭水産」(原田旭社長)が、中国産や韓国産のアサリを「豊前海産」「有明海産」と偽って売っていたとして、日本農林規格(JAS)法に基づき再発防止を指示した。同社は県が立ち入り調査した七月上旬から自主的に営業を停止しており、現在、廃業手続き中という。
県おおいたブランド推進課によると、同社は一九七九年二月に創業。県内をはじめ、福岡県、岡山県を中心に十社の卸売業者などと取引があった。
六月、九州農政局に情報提供があり、これに基づき県が七月二日から調査を開始。二〇〇七年十月以降の仕入れや出荷を対象とした。〇八年六月までの九カ月間に仕入れたアサリは、分かっている範囲で、単価が低い中国産や韓国産が二百七十トンあり、豊前海産などの国産は十一トンだったという。
仕入れた中国と韓国産のアサリは、すべて同じ水槽に入れるずさんな商品管理をしていた。出荷時に「豊前海産」「有明海産」と偽装して伝票を作成。同期間に二百三十トンを販売したという。
同社は〇七年十月より以前の出荷分に関しては偽造を否定し、「国産のアサリの収穫量が減少する一方、消費者側から国産を求める声が多く、偽装を始めた」と話しているという。ハマグリやシジミなどの貝類も同様に扱っており、県はこれらの産地の特定も急いでいる。
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