現地説明会で埋没林を見ながら説明を聞く参加者=9日
日田市 小野川埋没林の現地説明会
日田市鈴連(すずれ)町の小野川河川敷で見つかった約九万年前の埋没林の現地説明会が九日、現地であった。地元や市内外からの約百人が県教委文化課職員による説明を聞いた。
現場では、普段掛けられている覆いが外され、表面が焦げた木が露出。同課の職員が「阿蘇山が外輪山を形成する際の大噴火のうち最も規模が大きかった『阿蘇4』と呼ばれる火砕流で川下側からなぎ倒された木」「その後、上流から押し寄せた土石流で流れてきた木も混在する」「氷河期の終わりごろで針葉樹が多い」―などと説明した。
参加者が「なぜ九万年前の木が残っているのか」などと質問。職員は「表面が焦げ、土砂で圧縮された上にずっと水に漬かっていたことなどの要因が重なって腐らなかった」と答えた。発掘場所のそばでは、埋没林の小片や粘土状になった火山灰が展示され、参加者は九万年前の木の触り心地を確かめていた。
同課では今後、埋没林の範囲を調べるため周辺の掘削調査をし、天然記念物の指定に向けて文化庁などと協議することにしている。
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