中津南高同窓会が寄贈した自転車のワイヤ錠を早速利用する中津南高生
中津市の中津南高校同窓会(長野耕作会長・顔写真)は、同校の在校生全五百九十六人に、自転車盗難防止のワイヤ錠を贈った。中高生の自転車盗難被害が多いことを受けた対策。県警によると、県内の高校で、自転車通学生にワイヤ錠の使用を義務付けているのは大分雄城台、大分の二高校だけ。同校では「寄贈を機に、二重ロック化を徹底させたい」としている。
中津署によると、市内では昨年、自転車の盗難被害届が二百二十四件寄せられた。このうち、鍵を掛けていたのにもかかわらず盗まれたケースが八十三件と四割近くあったが、ワイヤ錠を付けて盗まれたのは一件だけ。「自転車備え付けの馬てい錠だけでは、強引に壊して盗まれるケースが多い」と同署。
被害件数の七割が高校生以下の自転車のため、県警や中津地区少年警察ボランティア協会(日高正義会長)などが市内の全高校に、ワイヤ錠の活用を呼び掛けていたところ、中津南高のOBが最初に協力を名乗り出た。
長野同窓会長、泉幸一PTA会長は「子どもたちには、鍵掛けという安全安心なまちづくりの第一歩を実践しつつ、学業に励んでほしい」と”親心”を語った。
同校では即日、全校生徒にワイヤ錠を配布した。来年度以降の新入生に対しては、自転車通学申請の際にワイヤ錠所持を義務付けるなどの対策を取る方針という。
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