テレビドキュメント部門で最優秀賞を獲得した3人。(右から)池辺君、衛藤君、姫野君
大分上野丘高校放送部の衛藤貫太君(16)、姫野裕太君(16)、池辺仁哉(まさや)君(16)の二年生三人が制作した映像作品「1・44㎡」が、第五十五回「NHK杯全国高校放送コンテスト」のテレビドキュメント部門で最優秀賞に輝いた。同校が同コンテストで最優秀賞を獲得したのは初めて。
大会は放送活動を通した教育の一環として、全国放送教育研究会とNHKが毎年開催。今年は同部門に、各都道府県の大会で入賞した百七十八作品が参加した。
三人は今年一―四月に前後して放送部に入部した。それぞれ動画編集に興味を持っていたのが理由という。
タイトルの「1・44㎡」は、生徒が四十人いる教室の一人当たりの面積。「教室が狭い」という、学校生活で誰もが感じる問題を徹底的に調査、研究して作品にした。
笑いを誘うシーンもあって、見る者を自然と引きつける。戦争や人権問題など、社会的なテーマを掲げることが多い同部門では異色の作品として注目された。
企画と編集を担当した衛藤君は「自分の感性で作りたいように作った。優勝するとは全く思っていなかったので、いまだに実感がない」と笑う。
同部顧問の阿部映真教諭は「三人は経験は浅いがセンスを生かし、いい作品をつくろうと妥協をしなかった。周囲の助言もよく聞いた」と笑顔で話した。
入部したばかりで最高賞を獲得し、周囲の期待と注目は一気に高まりそうだが、「マイペースに作りたい作品を作っていきたい。もっと技術を身に付けて、新しい分野の作品にチャレンジしたい」と三人は自然体だ。
「1・44㎡」は、十二日午前九時半から、NHK教育テレビの「ティーンズビデオ2008」で紹介される。
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