県教委汚職事件について、今後の捜査方針を明らかにする県警の宇都宮忠・刑事部長=5日、県警本部
大分県教委汚職事件に絡み、県警の宇都宮忠・刑事部長は五日の定例会見で、佐伯市内の小学校の校長一人と教頭二人が、二〇〇八年度の管理職任用試験に際し、試験の事務作業を担当していた元義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=に計百十万円分の商品券を贈ったとされる問題について、贈賄の容疑が固まり次第、校長ら三人を書類送検する方針を明らかにした。江藤被告は収賄容疑で、三人を江藤被告に仲介したという元同課参事、矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で起訴=も贈賄容疑で立件する予定。
校長ら三人は七月八日、佐伯署に出向いて事情を説明していた。教頭の二人は五十万円分ずつ贈ったといい、「試験に合格した謝礼だった」と供述。校長は十万円分を贈った事実は認めたが、わいろ性の認識については「詳細な聴取が済んでいない」(県警)という。
また、宇都宮刑事部長は、昇進人事に絡み矢野被告から二十万円の商品券を受け取った収賄などの疑いが持たれている県教委ナンバー2の教育審議監(60)について「事実関係を鋭意、捜査中」と述べ、立件を視野に引き続き捜査を進める考えを示した。立件の可否や判断時期などについては明言を避けた。
今後の捜査の行方について、田盛正幸本部長は「事件の悪質、重大性にかんがみ、引き続き所要の捜査を慎重に進めている」と強調。「今後も大分地検と緊密に連携を取り、(県教委の)教育行政改革プロジェクトチームの調査もにらみながら、検挙すべき違法行為があれば、法と証拠に基づいて捜査を尽くす」と述べた。
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