伝統の踊りを継承する踊り娘=津久見市役所
津久見市の伝統芸能・津久見扇子踊りが、高知県の「よさこい祭り」(九―十二日)の前夜祭(九日)にメーンゲストとして出演する。扇子踊り娘十六人は連日、猛練習して踊りに磨きをかけている。
よさこい祭りはことしで五十五回目。百万人が盛り上がるビッグイベントと言われ、前夜祭は前年度受賞チームしか参加できない特別な舞台という。ゲストは一団体だけで、出番は前・後半の区切りの午後九時すぎとなりそう。津久見市の観光PR映像も会場で紹介される。
津久見市では昨年からの出演依頼を受け、訪問を決定。市内では二十三日に、扇子踊り大会の“本番”があるため、先輩たちに応援を求めた。二〇〇六年扇子踊り娘で、助っ人として駆けつけた井上直子さん(23)は「全国の人が見るので怖いような気持ちがあるが、津久見をアピールできる良いチャンス。晴れ舞台を楽しんできたい」と元気いっぱい。
よさこい祭りは「南国の情熱と自由な気風がミックスして生まれた」という国内でも知名度の高い祭り。各地に広がり、十二日には全国大会も開かれる。着付けを担当する津久見扇子踊り保存会(江藤スミ子代表)とともに、チームを引率する市企画商工課の宗像功主査は「津久見を全国に売り出してきます」と燃えている。
前夜祭メーンゲストで「よさこい」に出演
第四十五回津久見扇子踊り大会(津久見市、市観光協会主催、大分合同新聞共催)が二十三日午後七時半から、同市中央町のつくみん公園で開かれる。市内の事業所や地域、女性グループ、子ども会など三十六団体・総勢千人が踊り絵巻を披露する。
扇子踊りは四百五十年ほど前、戦没した勇士や農民の供養のために始まったと伝えられている。哀歓を秘めて優雅。市を代表する芸能として観光的な要素も注目され、市内外から観客が年々、増えている。
扇子踊り娘の練習は、市役所大会議室で四日夕から始まった。津久見扇子踊り保存会の江藤スミ子さんらの指導で特訓。ことしは「扇子踊り」が高知市である「よさこい祭り」(九―十二日)へゲスト出演する。このため、同日は先輩たちから先に練習を開始。円熟の踊りに一層、磨きがかかってきた。
扇子踊り大会は、保存会による太鼓、三味線、口説きに合わせて「扇子踊り」で始まり、「三勝」「津久見音頭」と続く。午後八時二十分ごろから扇子踊り娘(任期は二年)がステージに上がって「舞台踊り」を披露。県内外で活躍する樫の実少年少女合唱団が大会に花を添える。再び扇子踊りの輪がやぐらを囲み、大会は同九時まで続く。大会終了後、優れた団体を表彰する。
駐車場はつくみん公園周辺(津久見亀の井ホテル裏側の駐車場は利用できない)とJR津久見駅前駐車場、市役所に隣接した市営グラウンドが利用できる。会場近くにはタクシー乗り場の設置を検討している。問い合わせは市観光協会(TEL0972・82・9521)へ。
新人踊り娘9人を認定 23日の大会でデビュー
津久見市の伝統芸能「扇子踊り」を盛り上げる二〇〇八年の扇子踊り娘(任期二年)の認定式が四日、市役所であり、新メンバーが加わった。二十三日午後七時半から、つくみん公園で開かれる「第四十五回津久見扇子踊り大会」(市、市観光協会主催、大分合同新聞共催)でデビューする。
市内の事業所や学校などから推薦のあった九人が選ばれた。昨年は十一人を認定している。市長応接室であった認定式では吉本幸司市長が認定書を手渡し、市観光協会の戸高有基会長が記念品を贈って激励。選ばれた新納理沙さん(21)=保育士=は「市を代表する伝統芸能であることに誇りを持ち、文化の発展、継承に積極的に努めます」と抱負を述べた。
新納さん以外の扇子踊り娘は次の通り。(敬称略)
▽小野崎真美(16)=高校生▽梶原咲(16)=同▽児玉みのり(16)=同▽白井歩(22)=団体職員▽後藤愛香(20)=会社員▽中津留愛美(16)=高校生▽中邑真亜沙(19)=専門学校生▽渡辺優(19)=会社員=
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