教員採用試験をめぐる汚職事件を受けて県教委は二日までに、一次試験で実施している筆記試験の模範解答と配点を公表することを決めた。試験の透明性を高めるためで、受験者は正確な自己採点が可能となり、得点改ざんなどの不正を防ぐ効果が期待できる。
公開するのは一次の教養試験(一般、教職)や教科ごとの専門試験で、選択式のほか記述式の問題も含む。一次試験合格発表翌日の十五日から、県庁の情報センターで公開予定。問題用紙の持ち帰りは七月の一次試験から既に認めている。
集団討論(一次試験)や面接(二次試験)の採点基準については、来年度実施の採用試験後の公表に向けて検討しているが、「受験者が基準に合わせてテクニックに走る恐れがある」(県教委幹部)との指摘もあり、慎重に議論を進める。
文部科学省の調査では、四十七都道府県と十七政令市の教育委員会のうち、大分県の教員汚職事件を受けて、五十都道府県市教委が配点などの選考基準の公表を改善したり、改善の意向を示している。昨年段階で基準を公表していたのは二十道県市教委だけだった。
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