寄せられた体操服と体育館シューズを持つ豊府小PTA副会長の辻恵理さん(左)と事務局の神祐子さん
大分市内の小中学校20校で、PTAが児童や生徒の成長でサイズが合わなくなった制服や体操服などの提供を呼び掛け、希望する児童、生徒に譲る取り組みをしている。資源の有効利用や家計の負担軽減などを目指す”もったいない”運動は、徐々に輪を広げている。
大分合同新聞の調べでは、小学校(六十二校)では三校が体操服や体育館シューズ、一校が鍵盤ハーモニカの有効利用に取り組んでいる。
中学校(三十二校)では、十五校が制服を対象に運動を実施中で、このうち四校は体操服も。このほかに自転車用ヘルメットの有効利用が一校あった。
関係者からは「制服は統一されたデザインなので有効利用しやすい」「制服の新品は値段が高いので再利用を希望する保護者が比較的多い」という声があった。
豊府小学校のPTA(原口祥彦会長)は、今年三月に取り組みを始めた。対象は体操服と体育館シューズ。
きっかけはPTA事務局を担当する神祐子さん(48)の提案。神さんは二〇〇五年、長男の通う南大分中学校PTAで役員を務めた。同PTAは既に制服の有効利用に取り組んでいて好評だった。「小学生は成長が著しい。中学校の取り組みは小学校でも役立つと思った」という。提案を受けたPTAは、すぐに会員に提供を呼び掛けた。体操服二十着、シューズ十五足が寄せられ、約半数が有効利用されている。本年度は校内のPTA事務局で、提供と利用希望を随時、受け付けている。
神さんは「三月に提供を呼び掛けたときは、卒業前の六年生より五年生以下からの提供が多くて驚いた。取り組みが子育てに役立つことを願っています」と話している。
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