初日の聞き取り終了後に情報を整理するPTメンバー=30日夜、県教委のPT事務局
大分県の教員採用試験や校長・教頭の任用試験に絡んだ不正に関する県教委の内部調査が三十日午後、始まった。調査対象者は約百人で、初日は八人の県教委幹部や人事担当者が不正の有無などについて聞き取りを受けた。
調査は一連の汚職事件を受けて県教委が発足させた教育行政改革プロジェクトチーム(PT)が担当し、メンバーが二人一組に分かれ、県教委内の会議室で実施した。午後二時すぎに始まり、同八時すぎに終わった。ほとんどの職員が一時間前後ずつ聞き取りを受けた。麻生益直県教育委員長も立ち会った。
会議室を出てくる職員は一様に緊張した表情。中堅男性職員はPTの質問内容を尋ねる報道陣に「勘弁してください」と答えて職場に戻った。男性幹部職員は「質問に淡々と答えたという感じか」という問いに「そうですね」とだけ述べた。
人事担当経験がある男性幹部職員は「採用試験の作業がどうなっていたかなど、一般的な状況を聞かれた。厳しく問い詰められるようなことはなかった」と調査の様子を語った。
県教委ナンバー3の小野二生教育審議監(高校教育担当)も聞き取りを受けた。終了後、記者に「不正への関与については『自分はきちんとしている』と答えた。再発防止に向けたシステムなども聞かれた」と話した。
初日の聞き取り調査について、PTトップの照山龍治総務審議監は「皆さん協力的で、知っていることを話してくれたと思う」と感想。今後の日程については「三十一日以降は一日に十数人ずつ聞いていきたい。終わる時期はまだ分からない」とした。すべての公立小中学校、高校の校長と教頭(約千七十人)に不正の有無を尋ねる文書は、早ければ週内にも郵送する。
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