二〇〇八年度の管理職任用試験で昇任した佐伯市内の小学校の校長と教頭計三人が、試験を取り仕切っていた元県教委義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=に高額の商品券を贈った問題で、当初、わいろ性を認めていた女性校長は「(同時期に昇進した江藤被告への)お祝いだった」と供述を一転させていることが三十日、関係者の話で分かった。
関係者によると、女性校長は元同課参事の矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で起訴=に誘われ、今年三月二十三日ごろ、別府市内の江藤被告宅を訪れて、大分市内のデパートで購入した商品券十万円を仏壇に”供えた”という。教頭二人は商品券二十五万円ずつを贈ったとされる。女性校長はこの日、江藤被告と初対面で、この後、別府市内のホテルに向かい、宴席を囲んだという。
女性校長はこの数日前、矢野被告から商品券十万円を用意するよう伝えられたという。当初、矢野被告と浅利幾美被告(52)=元小学校長、贈賄罪で起訴=との三人で十万円を負担すると考えていたが「矢野被告には以前、飲食代で三万円ほど借りがあった。浅利被告は『別の機会に渡しているから』と断ったため、自分が全額、負担した」と説明しているらしい。
教頭二人は試験前にも、江藤被告に二十五万円ずつの商品券を贈ったとされる。県警は江藤被告と、教頭二人、仲介した矢野被告を贈収賄容疑で立件する方針。女性校長に関しては、江藤被告が昇任試験の得点を改ざんしていたとされており、贈賄容疑の立件を視野に調べを進めている。
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