横泳ぎの足の動かし方を練習する児童=臼杵市中津浦
臼杵市中津浦の鯉来(けいれい)ケ浜では、夏休みの始まりとともに「臼杵山内流游泳(ゆうえい)所」が開所。小学生を中心とする入所者が毎日通い、山内流の習得に励んでいる。最終日の八月十日には游泳大会が開かれる。
ことしは四十九人が入所。毎日午後一時半から二時間、高等科、甲、乙、丙のクラス別に分かれて師範から泳ぎを学んでいる。
基本の横泳ぎに始まり、立ち泳ぎをマスターすると物を持って泳ぐなどの応用泳法へ進む。
十日の游泳大会では全入所者が参加し、練習の成果を披露。竿(さお)や花笠(はながさ)、大きな令旗などを持ち、入所者が連なって泳ぐ「渡海」などがある。
特に令旗の旗振りは見せ場の一つ。立ち泳ぎをしながら、体の軸を回さずに海面すれすれで旗を回す高度な技で、師範の土谷桂山さん(67)は「力があってもだめ。泳力がなければ旗は振れない」と話す。
入所者はピーク時には七百人を超える年もあったが、近年は減少。
可児雄二朗さん(84)は「泳げない人も游泳所に来れば皆泳げるようになる。泳ぎを知っていると自信ができる」と、技の継承者を募っている。
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