県警が押収したデータをコピーしたハードディスク
大分県教委は二十九日、教員採用汚職事件で県警から押収されていた元義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=らのパソコン二台のハードディスクを、県警の協力を得てコピーし、一部消去されているデータの復元作業に入った。
江藤被告が教員採用試験に関して採点データをどう改ざんしていたかの解明に加え、不正で合格した人の採用取り消しや、不正のあおりで不合格となった人の救済のための貴重な資料となる。しかし、データは押収前の状態をコピーしただけ。県警がパソコンを調べて入手したデータは「捜査情報」のため提供されていない。
機密保持のため復元作業は教育行政改革プロジェクトチーム(PT)のメンバー、山戸康弘総務課参事(県IT推進課長併任)が一人で担当し、データの削除、修正などの状況を調べる。復元には二、三週間かかる見込み。
ただ山戸参事は「四、五年くらい使われている古いパソコン。データは相当たまっているはず。上書きの状況などによっては復元不可能なデータもあるかもしれない。復元できることを祈るばかり」と懸念を示した。
復元後のデータはPT内で共有し、聞き取りによる内部調査などと照合しながら不正合格、あおりを受けた不合格の確認を、二学期が始まる前の八月末をめどに進めていくが、原簿である答案用紙は既に廃棄されているため、復元したデータとの照合ができないという問題があり、作業は難航が予想される。
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