不正に関する内部調査を30日に開始することを決めた県教育委員会の臨時会=29日午前、県教育委員室
校長・教頭にも調査票
一連の汚職事件を受け大分県教育委員会は二十九日、臨時会を開き、教員採用試験や校長・教頭の任用試験に絡む不正の内部調査を三十日に開始することを決めた。小矢文則教育長ら県教委幹部など約百人から関与の有無を聴く。公立学校の校長や教頭計約千七十人についても文書で全員を調べる。不正の実態解明と原因究明をした上で、八月末に対象者の処分などを公表する。
内部調査は今月十六日に県教委が打ち出した「教育行政の抜本的な改革」の一環。聞き取りは教育行政改革プロジェクトチーム(PT)職員が行い、教育委員やPT顧問の弁護士、保護者代表の県高校PTA連合会長も立ち会う。
教員採用試験と校長・教頭の任用試験それぞれの関係者を調べる。採用試験に関する調査対象は過去十年間の人事担当、県教委課長や県内六カ所の教育事務所長ら。不正行為の有無や再発防止に向けた試験制度、組織の在り方などを聴く。
校長や教頭任用試験の不正についての調査では、すべての公立小中学校、高校の校長と教頭に調査票を送付。不正の有無などを答えてもらい、署名、押印して提出させる。
いずれの調査でも、不正行為への関与が疑われる教職員は後日、詳しく事情を聴く。八月末に調査結果をまとめ、本人や管理監督者の処分、試験制度や組織見直しなどの再発防止策を公表する。
教員採用汚職事件で不正に採用された教員、そのあおりで不合格になった受験者の確認については、聞き取り調査の結果と、元県教委義務教育課参事、江藤勝由被告(52)=収賄罪で起訴=のパソコンの復元データを基に確認するが、最終まとめは九月以降にずれ込む見込み。
委員主導で進める
小矢文則教育長の話 抜本的に教育行政を見直し、不正の実態を究明するため教育委員主導で調査を進めたい。必要があればPTメンバーを増員する。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA