中国・元の時代の青磁器の破片
中国元代、全国でも希少
大分市教委は同市顕徳町の国指定史跡「大友館跡」の調査を進めているが、館跡東側の穴から十四世紀、中国元代に作られた青磁の器台の破片が出土した。県内では初めてで全国的にも珍しい。市教委は「大友氏の栄華と、当時の府内の繁栄を伝える重要な遺物」と評価。二十七日、現地で説明会を開く。
市教委文化財課によると、館跡東側で穴が見つかり、中から焼けた土壁と一緒に青磁の器台の破片約三十点が出てきた。穴は戦国時代、館が火災に遭った後、焼けたものを処分するために掘ったとみられる。
器台は特殊な容器、ふたなどを置くための台。同時代の青磁の器台は、八王子城(東京都)や首里城(沖縄県)など国内数カ所でしか確認されていない希少品。
同課の坪根伸也専門員は「当時の戦国武将は、骨董(こっとう)品として青磁器などを収集していた。入手するには、相当の財力や貿易などの手段が必要。大友氏にはその力があった証拠」と説明。その上で、「大友氏は青磁を南蛮貿易で手に入れ、宝物として飾っていたのだろう。ステータスシンボルでもあったろう」と話す。
破片から推定した器台の形状とサイズは、下部の直径は約二十センチ、上にいくほど広がり、最上部の直径は約二十五センチ。高さは約十五センチ。
「釉薬(ゆうやく)が掛かった状態がとてもよく、透明度も高い。破片はまだ出そうなので、集まった段階で復元を試みたい」と同課。
現地説明会は、午前九時半から十一時半まで。
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