大分県教委汚職事件で、元県教委幹部で今春まで県北地域の市教育長を務めた男性が二〇〇七、〇八年度の小学校教員採用試験で知人から口利き依頼を受け、元県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=に三人の採用を依頼する手紙を送っていたことが二十三日、分かった。男性は一九九六年から一年間、県教育次長を務めて退職。九九年から市教育長だった。
男性によると、〇八年度試験で、県北の元市教育長と小学校教諭から、「一次試験に受かったので、何とかできないだろうか」と電話を受け、受験者の受験番号と名前、「成績が良ければよろしくお願いします」などと書いた封書を、市教育長時代に知っていた江藤容疑者に送ったという。
〇七年度も一人から依頼され、同様に封書を送った。「県教委時代の職員名簿を見て、人事の実務担当の江藤さんに送った」と話した。
封書の送付について「昔の経験から意識せずにやってしまった。頼まれた以上、断れなかった。自分が悪かった」としている。
依頼元の三人とは以前からの知り合い。受験者は三人のうち、二人が合格し、江藤容疑者から公表前に合否の連絡があったという。「金品の授受はないが(依頼元から)普段の付き合い程度の歳暮などは頂いた」と述べている。
また、県教育次長だった当時、「県議らからの口利きで、予定採用数より多く合格させることはあったが、金品の授受はなかった」とした。
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