大分県教委汚職事件で、元県教委義務教育課参事の矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=が、当時、県教委ナンバー2の教育審議監だった二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で逮捕=に、わいろの商品券を渡した際、両者を仲介した佐伯市内の中学校の男性教頭も同席していたことが二十三日、分かった。男性教頭は違法性を認識していたとみられ、県教委は処分を検討している。
矢野容疑者は二〇〇七年度の教員採用試験で長女(23)を合格させるため、二宮容疑者と元県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=に、それぞれ百万円分の商品券を贈った疑いが持たれている。
関係者によると、矢野容疑者は採用試験の二次試験直後の〇六年九月と、合格発表後の十月に、いずれも大分市内の飲食店で二宮容疑者と面会。五十万円ずつ、計百万円分の商品券を渡した。二回とも男性教頭が同席していたという。
矢野容疑者は二宮容疑者と面識がなかったため、男性教頭に仲介を依頼したらしい。矢野容疑者は男性教頭にも商品券を贈ろうとしたが、男性教頭は受け取らなかったという。事件に関し、男性教頭は「何も話すことはない」としている。
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