大分県の小学校教員の採用試験をめぐる汚職事件で、受験者のデータを改ざんして不正合格させたとされる元県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=が部下のパソコンにも保存した改ざんデータが消去されていたことが二十一日、関係者の話で分かった。
江藤容疑者は「部下には改ざん後のデータ入力を手伝ってもらった。自分のパソコン以外にも、部下のパソコンにデータが残っていると思っていた」と話しており、県警はデータ消失の経緯などを調べている。
関係者によると、江藤容疑者は二〇〇七、〇八年度の採用試験で口利きやわいろの授受があった受験生を合格させるため、採点データを加点、減点し、両年度で全合格者のうち約半数を不正に合格させたとみられる。
〇七年度試験は江藤容疑者が一人で改ざん作業をしたが、〇八年度は「前年度の作業が大変だった」ため、部下に入力を手伝ってもらったらしい。この際、改ざんデータを部下のパソコンにも保存したという。
江藤容疑者の逮捕後、県警がこの部下のパソコンを調べたところ、データは消えていたという。
部下は改ざん作業には直接従事していないが、江藤容疑者が読み上げた改ざんデータをパソコンに入力するなどしたという。この部下は〇九年度の採用試験の担当を外れた。
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