県教委汚職事件に関する広瀬勝貞知事のインタビュー要旨は次の通り。
―管理職任用試験の不正や県議ら有力者の「口利き」など、疑惑が際限なく広がり、県民の不安、不信が高まっている。
知事 これほどとは思わなかった。一番信頼性が求められる教育行政で問題が起こり、広がっていることは残念だ。信頼を損なってしまったことに心からおわびする。
―知事としてこの問題にどう取り組むか。
知事 県教委も一生懸命やっていると思うが、まずは目の前の問題にしっかり対処すべきだ。事態は動いているが、警察の捜査の一方で、行政としてどういうところに問題があり、背景は何だったのか(独自に)調査しないといけない。出直しには関係者の厳正な処分も求められる。不正な操作によって合格した人、落ちた人への措置を明らかにしなければならない。なかなか難しい問題だが、そこまでやらないと信頼回復につながらない。
―再発防止に向けた対応は。
知事 問題になった採用試験のやり方は変えることになった。校長、教頭の任用試験も間違っているなら、ただしていくべきだ。県教委の組織も根本的に見直さないといけない。事件が(教員出身者の)”仲間うち”で起きたのが問題だ。開かれた組織にしていくために、知事部局や学校現場との人事交流をさらに進める必要がある。職員には教育という大事な仕事をしている自覚と意識改革が求められる。時間はかかるかもしれないが、このようなことをしっかりやっていくことが大切だ。
―小矢文則教育長の責任をどう考えるか。
知事 (採用試験の合否を発表前に県議らに伝えたことは)適当ではなかったとは思うが、(法規や試験結果を)曲げるようなことはしていない。信頼回復のため当面の問題にきちんと対処して、二度と問題が起きない対策を取ってもらいたい。
―知事自身は採用試験について、知人などの依頼を受けて「口利き」をしたことはあるか。
知事 わたしに関してはない。県職員採用についてもない。
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