漏水対策について説明する国交省菊池川河川事務所の職員=日田市上津江振興局
下筌ダムの水を竜門ダム(熊本県菊池市)に送る津江導水路(一二・二キロ)の漏水問題を検討する本年度対策委員会が八日、日田市上津江振興局で開かれた。地下水の漏水で過去に農業被害などが出た導水路の対策工事や、導水路が森林に悪影響を与えていないことなどが報告された。
地元住民、学識経験者らでつくる委員二十人と、市、国交省菊池川河川事務所(熊本県山鹿市)から約十人が出席。佐藤陽一日田市長が委員代表の赤星仁一郎市議に委嘱状を手渡して「地域の安全、安心のために提言してください」とあいさつ。委員長に嶋崎健二市議、副委員長に学識経験者の長谷部重孝さん(元農業委員)を選んだ。
導水をめぐっては二〇〇〇年前後に水路トンネル内に地下水が漏水し、水田、ワサビ田の水が枯れたり、養殖魚が死ぬなどの被害が出た。
委員会では同事務所が(1)漏水量は年々、減少して〇七年は千百八十万トンとなり、〇〇年に比べて55%に減った(2)漏水対策として流出量の多い区間の岩盤の割れ目に固化剤を流し込む試験的な工事を〇六年から三年計画で実施中(3)導水路工事で周辺の森林への影響があったとは認められない―などと説明した。
委員からは「試験工事を早く終わらせて本工事に入って漏水を止めてほしい」などの要望が出た。
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