閉園について説明する岡本製作所の岡本昌明会長=7日午後、別府市のワンダーラクテンチ
四川大地震で白紙に
別府ワンダーラクテンチの経営からの撤退を七日に表明した岡本製作所の岡本昌明会長との一問一答は次の通り。
―経営に対する見込み違いがあったのか。
大阪のジェットコースター事故の影響で、エキサイトマシンの規制が厳しくなり、面倒(検査・修理)を見るのが大変になった。全国的に遊園地の入場者は減り、業界そのものが厳しくなった。
八十周年イベントとしてパンダを借りようと、中国へ行って交渉するはずだったが、出発一週間前に中国・四川大地震が起き、(話が)駄目になった。半年間、雑技団と一緒に二頭借りるつもりで九割方いけると判断していた。そのために駐車場も整備していた。
―譲渡先のめどは。
県外の二社と交渉中。一社は遊園地を運営している企業で、もう一社は新規参入を望む企業。ここ一、二カ月ほどで、閉園になるか、(新しいスタートに備えて)休園になるかが決まる。
―売却額は。
八―十億円。(二〇〇三年に)二・五億円から三億円の間で買ったが、経営を引き継いでから、つり橋や観覧車などの設備に五―六億円を投資している。
―閉園となれば別府に与える影響は。
歴史ある遊園地なので(市民らの)気持ちは分かるが、背に腹は代えられない。どなたかに引き取ってもらいたい。
浜田市長「推移見守る」
岡本会長は同日、浜田博別府市長と会談。譲渡先を探し、従業員の処遇を検討していることを説明した。「何とか継続できないか」という浜田市長に対し、「非常に難しい」と答えたという。
浜田市長は「大変残念だが、ラクテンチは別府のシンボル的存在。推移を見守りながら、市議会や経済団体などと(どういった支援ができるか)協議していきたい」とコメントした。
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