元大分県教委参事兼教育審議監で、由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=同市挾間町下市=が二〇〇七年度の教員採用試験でわいろを受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕された汚職事件に絡み、県警捜査二課と大分中央、佐伯両署の合同捜査本部は五日午前、これとは別にわいろを受け取った収賄の疑いで、県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)=別府市南立石=を再逮捕した。贈賄容疑で▼県教委同課参事の矢野哲郎(52)=大分市大手町=▼妻で佐伯市重岡小学校教頭の矢野かおる(50)=佐伯市宇目=の両容疑者も再逮捕した。四容疑者とも容疑を認めているという。
調べでは、江藤容疑者は〇六年十月ごろ、矢野容疑者夫婦の長女が受験した小学校教員の採用試験で、便宜を図った謝礼として、金券百万円分を受け取った疑い。矢野容疑者夫婦は同年九―十月、江藤、二宮両容疑者にそれぞれ金券百万円分を贈った疑い。関係者によると、江藤容疑者への授受は別府市内の自宅で行われたらしい。
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〇八年度の教員採用試験をめぐる汚職事件で、大分地検は五日、収賄の罪で江藤容疑者を、贈賄の罪で、佐伯市蒲江小学校長の浅利幾美(52)=佐伯市常盤西町=、矢野哲郎の両容疑者をそれぞれ大分地裁に起訴した。
起訴状によると、江藤被告は浅利被告の長男と長女の試験に便宜を図ってもらいたいとの趣旨と知りながら、〇七年八月九日ごろ、別府市内のホテルで金券百万円分(二千円券を五百枚)を受け取り、さらに便宜の謝礼として、同年十月十四日ごろ、自宅で現金三百万円を受け取ったとされる。
この事件で、贈賄容疑で逮捕されていた矢野かおる容疑者は関与が薄いとして、処分保留となった。
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