放課後に大分合同新聞を読む森高生=玖珠町
玖珠町の森高校(肥後谷陽一校長)は新聞を活用して言語能力などを高め、社会を生き抜く力の養成を目指す「森高チャレンジプロジェクト」を昨年度に引き続き、ことしも六月から始めた。県の事業「ハイスクール・チャレンジプロジェクト」の一環。
プロジェクトは全クラスで、大分合同新聞を購読。早朝や休み時間、放課後といった空き時間を利用して読む習慣をつけた。文章力や社会に対する問題意識を養うため、気になった記事を要約、意見を書く「チャレンジノート」を作製。取り入れた知識を言葉で表現する「三分間スピーチ」にも取り組み、伝える力を磨いてきた。
プロジェクト開始前に全校生徒を対象に取ったアンケートでは「新聞を読む」と答えた生徒はわずか8%。開始後は約70%と飛躍的に増えた。
二年生の日隈恭太郎君(17)は「社会に対して関心が高まった。各新聞で記事のスタンスが違うことにも気づき、読み比べるのが面白い」と感想。「スポーツ面しか読まなかったが、今は社会面が気になる」「毎朝、郵便受けに新聞を取りに行くのが習慣になった」などの声も聞かれた。
二年目はこれまでの取り組みを継続し、小論文や面接などに成果が表れているかを検証。外部講師を招き、講演会や小論文講座などを開く。
第一弾として六月二十五日には、NHK日本語センター専門委員の岩井正さんが「伝わっていますか?~話し言葉のコミュニケーション」と題して講演。「まず、一言で一番重要なことを表した後、詳細を話すと伝わりやすい。新聞やニュースも同じように構成している」と話した。
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