「長年の願いがようやくかなった」と感無量の様子
大分市松岡の「御手洗(みたらい)神社」(豊岡繁宮司)に、百八十八年ぶりに新しい社殿が完成した。二十九日に改築竣(しゅん)工祝賀会がある。
改築したのは拝殿と、神殿との間をつなぐ幣殿(へいでん)部分。奈良県吉野産の総ヒノキ造りで、屋根は銅板ぶき。神殿は取り壊さず、古い建物を改修した。
総事業費は約六千万円で、約七百戸の氏子や地元企業が浄財を寄せた。豊岡宮司(85)は「長年の願いがようやくかなった」と、感無量の様子。
同神社は大野川左岸の林の中にあり、一〇八七(寛治元)年に創建されたと伝えられている。
社殿が最後に改修されたのは一八一九(文政二)年で、近年は老朽化が進んでいた。二○○三年、「神社の建物が危険になった。何とかせねば」と氏子が動き始めた。
建設委員長の鳥居代史夫さん(71)は「神社は地域ににぎわいをもたらし、生活規範を伝えてきた大切な場所。協力してくれた多くの人に感謝している」と話した。
二十九日は午前十時から境内で神事。正午から松岡校区公民館に氏子らが集まって祝賀会を開く。「松岡渡り拍子保存会」(吉村正昭会長)が伝統の渡り拍子を披露して花を添える。
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