調査結果を発表する県担当者ら=24日午後4時半、県庁
県は二十四日、県内の病院など百二十一施設と五市・一団体の事業で、複数人の使用を禁止している採血器具を使い回していた―と発表した。公表済み分を含めており、該当施設などは県のホームページで公開を始めた。「不安を感じたら県・市の窓口や該当施設に相談を」と呼び掛けている。
採血器具は主に糖尿病患者の血糖値測定に使用されている。厚生労働省が五月末、都道府県に依頼し、使い回しの実態を調べていた。
県医務課によると県内の千八百八十七施設を対象に調査した。その結果、病院・三十、診療所・七十二、介護老人保健施設・八、高齢者関係などの施設・十一の計百二十一施設で使い回していたことが分かった。該当者数は「調査中で把握できていない」という。
事業関係は大分、別府、中津、佐伯、豊後大野の五市が健康教室などで複数人に使用。
「県糖尿病療養指導士会」は二〇〇〇―〇五年の十一月に、JR大分駅で実施した糖尿病週間行事で使い回していた。
いずれも、血液が付着する可能性のあるキャップ部分を消毒し、複数人に使っていた。針は毎回交換していた。
厚労省は〇六年三月にあらためて医療機関などに使い回し禁止を通知した経緯がある。行政の周知徹底不足と、消毒で対応可能と判断した医療機関などの誤った認識が、今回の問題を引き起こしたとみられる。
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