子どもたちに指導する矢鋪與左衛門さん(左)
津久見市千怒小学校(高橋千枝子校長、百六十一人)で十三日、本場有田の陶芸家、矢鋪與左衛門(やしき よざえもん)さん(62)を招いて、児童の陶芸教室があった。保護者も加わり、伝統の技をすぐ近くで見た。
矢鋪さんは佐賀県有田町で「矢鋪與左衛門窯」を主宰。ろくろ技術者として知られ、作品はむだをそぎ落とした実用的な白磁が中心。宮内庁お買い上げの作品も。
伝統技術の伝承に危機感を持っていたところ、弟子の小手川哲平さん(34)が市内千怒出身であることが縁で、数年前から津久見市の児童に体験の場を提供している。
学校が授業の一環として受け入れ、矢鋪さんは小手川さんら弟子と五人で訪問。体育館に移動式のろくろを二台設置。矢鋪さんらがろくろ、弟子の白須美紀子さん(29)らが絵付けを指導した。
児童は、手を添えられてろくろに挑んだり、素焼きの湯飲みに花や猫など思い思いの絵柄を描いた。白須さんは「子どもの笑顔がうれしい」、矢鋪さんは「土を触るだけでも、伝統を感じてくれると思う」と笑顔だった。
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