神社の参道にあるこま犬について調べた冊子「狛犬を探して歩く」院内町編と安心院町編を作った宇佐市院内町の古椎正彦さん
宇佐市院内町北山の古(こ)椎(しい)正彦さん(68)=安心院縄文会会員=が、神社の参道にあるこま犬を四年間かけて調査、まとめた冊子「狛(こま)犬(いぬ)を探して歩く」院内町編(A4判・二七ページ)と安心院町編(同・四一ページ)を作った。「見慣れた物を見直してみよう」と、計七十一対のこま犬について歴史や特徴を詳しく記し、建立の背景やルーツなども考察。古椎さんは「不明な点が多いこま犬の謎を少しでも解き明かすことができれば」としている。
きっかけは退職後に地域の世話役をしていたころ、近くにある石橋を訪ねてきた観光客から地区の神社にあるこま犬について質問されたが、「答えきれなくて恥ずかしい思いをした」ことから。
調査に着手し、進めていくうちに対象が地区内から両町へと拡大。「比較検討していくと、石工の手彫りによる個性的な物もあれば流行的な大量生産型もあることが分かった」という。
冊子には各対のこま犬について、設置された神社名や配置、寸法、建立年代などを写真とともに掲載し、タイプや特徴を解説。献納銘や石工についても触れている。
現在は旧宇佐市内のこま犬を調べており、こちらも冊子にする予定。古椎さんは「参道のこま犬に刻まれた文字から建立当時の歴史的側面を垣間見ることができる。地道に研究を重ねていきたい」と話している。
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