eラーニングの進め方を話し合う大分大学の尾沢准教授(右)ら
録画した講義内容をインターネットで公開、パソコンを通して好きな時間に学習できる「e(イー)ラーニング」を併せた講義が、教室で学ぶだけの講義に比べ、学生の満足度アップにつながっていることが大分大学高等教育開発センターの尾沢重知准教授(教育工学)の調査で分かった。
尾沢准教授は三十日からオーストリア・ウィーンで開かれる教育とメディアに関する国際学術会議で研究の成果を発表する。
大分大学は二〇〇七年度、eラーニングと学内での講義を組み合わせた約二十科目を導入した。録画した講義は大学のホームページで公開している。
このうち、尾沢准教授は、担当科目「大分大学の人と学問」で、学生に重要だと思った内容や疑問点などを、毎回の講義後、「授業だより」に書き込んでもらい、回答を学生に返すなど、双方向型の授業に力を入れた。インターネットで反復学習ができる分、興味や理解度、満足度の高さが表れたという。
受講した学生百八人のうち、63%が「(教員が)学生の反応を確認してくれている」と評価し、「意見や質問を聞いてくれている」と感じている割合も74%と、一般教養科目全体の平均(それぞれ約30%)を大きく上回った。
尾沢准教授は「インターネットを使って学生は反復して講義を聞けるし、『授業だより』で質問もしやすく、理解が進むのではないか。今後はインターネットだけの講義の導入も考えてみたい」と話している。
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