献上米を作るため、田植えをする大原雅楽会のメンバーら
日田市岩美町の田んぼで二日、同市の大原神社に奉納する献上米を作るための御(お)田植え祭があった。有志らによる初めての試み。
御田植え祭を発案したのは大原雅楽会(山口伊勢男会長、二十三人)。花見の席で「自分たちの作った米でおにぎりを食べたい」という話が持ち上がり、神田がないことなどもあわせて「それなら自分たちで初めから作ろう」と盛り上がった。
この日、田植えをしたのは同会の宿利博幸さん(57)=古美術店経営=の田んぼ(約百平方メートル)。同会の九人が参加した。同神社の宮司が、神田として米作りをすることの報告と秋の豊作を祈願して祝詞をあげ、参加者が玉ぐしをささげた。
引き続き田植えに移ると、田んぼの両端に引っ張ったひもの印に合わせながら全員で一列ずつ手植えをしていった。小山やす子さん(59)=同市上城内町=は「実家が農家で子どもの時していたから、土の感触が懐かしかったし、楽しかった」と顔をほころばせた。宿利さんは「神事をしてみんなで手植えすると、あらためて米作りを神聖なものだと感じた」と話した。
稲は、秋に会員らで収穫し、十一月二十三日の新(にい)嘗(なめ)祭(さい)で同神社に奉納する。
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