岩佐さんの水田で見つかったホウネンエビ
田植えが進む九重町町田の岩佐長寿さん(75)方の水田で“豊作の使者”として知られるホウネンエビが大量に泳いでいるのが見つかり、「ことしは実りの秋となりそう」と期待している。
岩佐さんは農業一筋、五十七年のベテラン。玖珠九重地方の味として高い人気を誇る「玖珠米」を無農薬栽培している。周囲の谷水を使い、品質にこだわり抜いてきた。田植え中に、見たことのない生き物が泳いでいるのに気付き、調べたところ、ホウネンエビと分かった。
ホウネンエビは「豊年」が名前の由来。大量に発生した水田は豊作になるとのいわれがあるという。初夏に見られ、体長一・五―二センチほどの小形の甲殻類。尾は赤く、体は環境によって、緑や茶色っぽいものなどがいる。あおむけになって泳ぐのが特徴。
大分市の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」によると、農薬の使用が激しかった時代は数が減少。ホウネンエビがすめる環境は健全な生態系が保たれており、安全でおいしい米が収穫できる豊かな水田の証拠だとという。
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