高校県体開会式で力強く行進する選手ら=31日午前、大分市営陸上競技場
第56回県高校体育大会(大分合同新聞後援)は31日、県内各地で開幕した。65校から約7800人が出場。2日までを主日程に開かれる。
開会式は大分市営陸上競技場で。大分西、東明吹奏楽部のマーチング、東明バトントワリング部の公開演技の後、大分市内10校の吹奏楽部の演奏に合わせて60校が入場行進。橋本浩一大会委員長(県高校体育連盟理事長)が開会を宣言。豊府フェンシング部の佐藤成晃主将が優勝旗を返還。
国広敬二大会会長(県高体連会長)、小矢文則同名誉会長(県教育長)が「県体の勢いを大分国体の活躍につなげてください」とあいさつ。広瀬勝貞知事が祝辞を述べた。
生徒を代表して福徳学院の矢野美由紀手話部長が激励。雄城台陸上部の佐藤菜央美選手が選手宣誓をした。初日は25競技が行われた。
「新生国東」で初
○…4月に双国、国東、国東農工が統合して誕生した「新生国東」は統合後、初めての参加。「一つのユニホームを着て、ともに戦う仲間づくりを心掛けてきた。指導者の苦労があった」と辛島信昭教頭。開会式では弓道、陸上両部を中心に34人が入場行進。旗手の土肥翔太君(2年)は「新しい気持ちで堂々と歩いた」と気合十分だった。
高らかに選手宣誓
○…選手宣誓は雄城台陸上部の佐藤菜央美選手(3年)。「日々積み上げてきた努力を勝負の瞬間に凝縮し、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、最後まで挑戦し続けることを誓います」。真っすぐ前を見据え、高らかな声を響かせた。
自身は県高校記録を持つ円盤投げのほか砲丸投げ、やり投げに出場する。「チームの目標は総合優勝。そのためにいいムードづくりができるよう、全部で自己ベストを出したい」と意欲をみなぎらせた。
手話を交えエール
○…生徒代表の矢野美由紀さん(福徳学院3年、手話部長)は「選手たちに『努力することは才能である』という言葉を贈りたい。自分の可能性を信じ、仲間を信じ、勝利をつかんでほしい」と手話を交え、あいさつ。
将来は介護の仕事を目指しており、「運動は苦手。出場選手がすごくうらやましい」と笑顔。本番前は緊張していたが、しっかりとした口調で大役を果たした。
「優勝旗を2本に」
○…優勝旗の代表返還は、豊府フェンシング部の佐藤成晃主将(3年)。同部男子は、全国選抜大会(3月・岩手)の学校対抗で9年ぶり2回目の優勝。今年は選抜、インターハイ、国体の“3冠”を目指す。大舞台は何度も経験しているが、「やはり緊張した。今年は女子とともに頂点を目指し、優勝旗を2本にしたい」。
実行「4年後の自分」
○…東明バトントワリング部の喜田将平君(1年)は県が大分国体の開催機運を高めるため2004年に募集した「大切な人に贈るはがき」で4年後の自分に手紙を出した。内容は「ずっとバトンを続ける」。有言実行し、高校入学後初の県体開会式に参加。大分国体歓迎演技へも出場する。「達成感があった。大分国体でも自分の演技を表現したい」と話した。
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