「すずめの学校」が開校。認知症を予防するために計算問題に取り組む生徒たち=日田市三花公民館
読み、書き、計算で脳を刺激して認知症を防ごうと、日田市の三花公民館で28日、70歳以上の高齢者を対象にした頭の健康教室「すずめの学校」が開校した。三花地区の小河内町で2006年に始まった取り組みを、地区全体に拡大した。
同公民館を本校とし、普段の活動は生徒が歩いて通えるよう、地区内の九つの自治公民館に開設する分校が中心。毎月三、四回程度開校し、百升計算や昔話などの音読、漢字の書き取り、柔軟体操、ゲームなどをする。
開校式には生徒とボランティアスタッフなど約五十人が出席。校長を委嘱された小河内町の平川ちか子さん(63)が「計算が人より速い、遅いは関係なく自分との競争。一カ月後、一年後を見据え自分への挑戦だと思って頑張って」と激励した。
元祖の小河内町では、生徒七人で開校し現在も続いている。同町でも校長を務めた平川さんによると「家に引きこもりがちだった人が学校によく出てくるようになり、ほかの人も話題についていけるようニュースをよく見るなどの前向きさが出てきた」という。
学校の提唱者で本校学級委員長になった同町の貞清秋夫さん(83)は「音読と計算をすると物覚えがよくなった。長続きさせることが一番」とクラスメートに語り掛けていた。
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