多くのごみが運び込まれる別府市の藤ケ谷清掃センター=29日(写真は本文とは直接関係ありません)
別府市、杵築市、日出町のごみを処理する「藤ケ谷清掃センター」を運営する別杵速見地域広域市町村圏事務組合は六月から、ごみ搬入業者による違反行為への対応を厳格化する。ごみ減量化のため“越境ごみ”持ち込みなどの抑止を狙う。
二十九日には二市一町が収集・運搬を許可している事業者を集め、説明会を別府市役所で開催。百八社のうち四十四社が出席した。
違反事項としたのは▽域外搬入▽産廃搬入▽汚水垂れ流し―など十項目。一九九九年に順守事項として定めていた。
今回は対応を厳格化。違反があれば始末書を提出させ、三回目から搬入停止処分とすることなどを明記。違反内容によって五―二十日と幅があった停止期間も、二十日に統一。事業者に許可を出す市町に違反内容を伝えることも盛り込んだ。
別杵速見地域広域市町村圏事務組合は藤ケ谷清掃センターの更新に伴い、循環型社会形成のための実施計画を策定。二〇〇五年度実績(七万五千七百五十四トン)を基準として、一四年度までに「排出量6%削減」という目標値を定めている。
二年目の〇七年度には2・9%の削減を達成する予定だったが、実際はわずか0・1%減。内訳を見ると、家庭系の収集ごみはほぼ目標通りの2・8%減だったが、事業系の直接搬入ごみは逆に4・2%増えた。
事業系ごみはなぜ減らないのか―。
最近、問題化しているのが、二市一町以外から持ち込まれる”越境ごみ”。同事務組合が〇七年度以降に検査した二百三十二台のうち、約27%に当たる六十三台に違反があった。越境ごみを持ち込んでいたのは十五台。年間では約二千トンに上ると推計され、管重道事務局長は「一トンの処理に一万円掛かる。よそのごみを処理するため、約二千万円の住民の税金が使われることになる」と厳しい表情。
事業系ごみの分別に甘さがあるという見方もある。市議会一般質問で、事業系ごみの増加問題を取り上げたことがある平野文活別府市議(共産)は「別府の場合、事業ごみではペットボトルなどの資源ごみを分別しておらず、木くずなどの産廃が混在する”あわせ産廃”も認めている。業者への指導を怠っている市の姿勢が問題」と指摘している。
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