「瓶が冷たくておいしく感じる」と竹中小6年生
懐かしい瓶入りの牛乳を給食に採用している小、中学校が大分市に三校ある。牛乳の風味を感じやすく、リユース(再使用)の環境学習になるというのが理由。「壊れやすい物の扱い方を学ぶこともできる」という小学校もある。
瓶入り牛乳を採用しているのは竹中、上戸次の両小学校と竹中中学校。
竹中小(城野五子校長、四十二人)の給食の時間。一年の教室では、女子児童が児童(十人)と担任の津末愛子教諭の牛乳を、市販のプラスチックかごで運んで来た。
準備が整うと、津末教諭が注意した。「牛乳が机の端にある人がいますよ。この前はどうなりましたか」。「瓶が割れて、牛乳の池ができました」と児童たち。
津末教諭は「ふたが開かなかったり、こぼしたりしても、失敗から学ぶことは多い」と言う。
六年の佐藤ひなのさんは「瓶が冷たくて、おいしく感じる」と、飲み干した。児童は食後、瓶を洗い、飲み口のフィルムと紙のふたを分別した。
給食担当の一ノ宮育美・養護教諭は「瓶入り牛乳を運ぶ専用容器を製造、販売しているところがなく、低学年でも運べるよう工夫が必要」と課題があることも明かす。
竹中中(二十四人)の後藤芳男校長は「環境教育の点から昨年度、パックから瓶に切り替えた。瓶の方がおいしいという生徒が多い」。
三校の中で最も早く瓶入り牛乳を採用した上戸次小(杉村幸三校長、三十一人)の教諭らは「児童が多い学校では、パックから瓶への切り替えには冷蔵設備の拡充が必要になるなどハードルがある。その心配がなく、児童に細かな指導ができるのは小規模校ならではの取り組み」と話す。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA