冤罪(えんざい)を防ぐため、取り調べの全過程の可視化を求めている県弁護士会(古庄玄知会長)は三十一日に、大分市東春日町のアイネスで、鹿児島県の志布志事件で強引な取り調べによって無実の罪に問われた元被告らを招き、「『取り調べ』で何が行われているのか」をテーマにシンポジウムを開く。入場無料。
午後一時に開会。事件で被害を受けた谷田則雄さんと、川畑幸夫さんの元被告らが「踏み字」を強要されるなどした事件での取り調べの様子などについて語る。
その後、甲木真哉弁護士(福岡県弁護士会)が韓国での可視化の状況について講演。遠山大輔弁護士(日弁連取り調べの可視化実現本部事務局次長)が可視化問題について提言する。午後三時十五分からはパネルディスカッション。県弁護士会の岡村邦彦弁護士がコーディネーターを務め、意見を交わす。県弁護士会は「取り調べのすべての過程を録画・録音することが密室での取り調べの弊害を防ぎ、刑事裁判の短縮化にもつながる」としている。
問い合わせは県弁護士会(TEL097・536・1458)。
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