野口小と北小の統合議案について協議する市議会総務文教委員会=28日、市役所で
継続審議となっていた別府市の野口、北両小学校の統合議案について、市議会総務文教委員会は二十八日、付帯決議を付け、賛成多数で可決した。六月議会で可決される公算が大きく、両校は来年度に統合される方向となった。現行の校区再編計画に対する批判が根強いことから、付帯決議では、今後、市内全域の小・中学校を対象として再編計画を練り直すよう求めた。
議案は二〇〇九年四月一日から現在の北小を校地とし、統合校の「別府中央小学校」を設置する―などの内容。三月議会で提案されたが、「答申や住民の意見を十分に把握する必要がある」として採決を見送っていた。
同委員会は市教委からの聞き取りや校区説明会への参加、先進地視察などを行い、議案を審議。採決では委員長を除く六人中五人が賛成した。
付帯決議は(1)小・中学校の統廃合や通学校区などの検討委員会(仮称)を設置。旧市街地校区内の中学校再編を最優先に、第三期の校区再編計画案を白紙に戻し、市内全域を見据えて学校適正化を検討する(2)市内各校の跡地問題は市教委だけでなく、行政が責任を持って地元活性化に資する利用計画案を早期に示す―とした。
六月議会本会議での採決で正式に決まる。重要議案のため、出席議員の三分の二以上の賛成が必要だが、主要会派の賛成で可決する見通し。
三ケ尻正友委員長は「(手順などが批判された)市教委は改めるべき点は改め、子どもたちのためにしっかりやってほしい」。郷司義明市教育長は「手順に不手際があり、子どもや保護者、地域住民らに不安を与えてしまったことを反省している。付帯決議を真摯(しんし)に受け止める。議会採決後には検討委を立ち上げたい」と話した。
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