竹田市の地域づくりグループ「岡の里事業実行委員会」(仲村睦雄会長)は本年度、設立二十周年記念事業として、市内の歴史や自然を見直し、地域の活性化を図る市民講座「竹田市を五感で巡る旅」を実施する。市内を五エリアに分け、古里再発見をしていく。
同市は二〇〇五年四月、旧一市、三町が合併し、さまざまな地域遺産を持つ新市が生まれた。合併により、同じ市内でありながら、住んでいる地域以外のことは知らないといったことも生じたため、今回の事業を企画した。
一回目の旅は「久住高原五感満足ツアー」と銘打ち、久住地域で実施。市民約四十人が参加した。NPO法人「久住高原みちくさ案内人倶楽部」の上好温理事長がガイドを務めた。
参加者は老野湧水=豊の国名水十五選=や納池公園=県指定名勝=を見学。「久住の恵天然炭酸水め組茶屋」では、わき水と温泉を飲み比べ、「くじゅう高原フラワーズヴァレー」では約四百種類のベゴニアを観賞。沢水キャンプ場や久住ワイナリー、与謝野晶子の歌碑、猪鹿狼(いから)寺といった場所を巡り、久住の歴史や自然を満喫した。
上好理事長は「地元の人は知っているが、それ以外の人は意外と知らない場所を紹介した。久住の自然をゆっくり楽しんでほしい」。仲村会長は「古里を再発見し、体感することでガイドの育成につながったり、新市の周遊観光ルートをつくれるよう、力を合わせていきたい」と話した。
本年度末までに、入田・神原、荻・九重野、城下町・岡城跡、長湯温泉の各エリアで実施する予定。
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