かごの中のひなに餌を与える親鳥
臼杵市本町の釘宮嘉一郎さん(60)は、ヘビに襲われていたメジロのひな三羽を保護し、親鳥の子育てを助けた。そのかいあって、ひなは十八日、無事巣立った。
ひながいた巣は、釘宮さん宅から五百メートルほど離れた同市二王座の高橋薫さん宅の玄関先のシュロの木にあった。今月初め、嘉一郎さんの妻、紀子さん(57)が訪ねていたところ「ピイ、ピイ」と鳴き声が。見ると今にもヘビが巣の中のひなを襲おうとしていた。通り掛かりの男性に助けを求め、ひなを救出した。
高橋さんは「このままひなを巣に戻してはヘビに食べられてしまう」と思い、ひなが巣立ちをするまで嘉一郎さんに保護してもらうことにした。
嘉一郎さんは、一度三羽のひなを自宅に連れてきたが、このまま自分が餌を与えていては巣立ちした後、自然界で生き残れないのでは、と心配。餌は親鳥に与えさせようと、再びひなを高橋さん宅へ運び、ひなの鳴き声を親鳥に聞かせながら自宅へ。ひなをかごに入れて縁側に掛けると、すぐに親鳥が餌を取ってきてひなに与えており、「小さいのに懸命に餌をやる動物の愛情はすごい」と感心したという。
ひなはすくすくと成長し、羽が伸びてバタバタさせるようになったためこの日、かごを開けると三羽は勢いよく飛び出した。しかし、釘宮さん宅の近くの木に止まっているのをよく見かけるという。嘉一郎さんは「少しずつ遠くに行くでしょう」と話している。
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