映画「釣りバカ日誌19」の県内ロケが十一日、佐伯市鶴見で始まった。主演の西田敏行扮(ふん)する浜崎伝助らが、佐伯湾で釣った魚をさばくシーンなどを撮影。前日夜に佐伯入りした西田だったが、共演の竹内力と移動の疲れも感じさせない息の合った演技を見せた。ロケは非公開だったが、現場周辺には出演者を一目見ようとする地元住民が集まった。早くも佐伯に“釣りバカフィーバー”が渦巻き始めた。
午前九時半ごろ、西田と竹内二人が現場入り。朝原雄三監督と入念な打ち合わせをし、リハーサルを重ねた。和やかな雰囲気の現場だったが、「本番いきます」との掛け声でムードは一変。静けさの中、西田らのせりふが響いた。
海に面した二階建て民家と隣接する元シラス加工場を撮影に使用。早朝から撮影スタッフ約五十人がカメラや大道具のセッティングに慌ただしく動き回った。刻一刻と変わる太陽の光に応じて、何度も照明機材を組み替えた。漁師役のエキストラも出演。船着き場には、地元漁師が引き網漁船数隻を係留させ、撮影セットの一部として協力した。
現場に続く道路は警察官も立ち会い、通行止めに。普段とガラリと違った町の様子に住民も緊張した面持ち。見慣れない撮影陣を遠巻きに見つめていた。
深沢宏プロデューサーは「釣りバカ日誌はロケが話題の一つでもある。大分の素晴らしさが伝わる作品にしたい」と期待を込めた。同市を皮切りに約二週間、大分、別府両市など県内各地で撮影が行われる。
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