天守閣の売却問題に揺れる中津城(中津市)の歴代城主を務めた奥平家の十九代当主、奥平政幸さん(51)を相手取り、十七代当主のいとこ、奥平孝子さん(84)=東京=が大分家裁中津支部に「自分の了解なく勝手に養子縁組をされた」と縁組の無効を求めていた調停が、不成立に終わったことが二日までに分かった。
昨年十二月にあった第一回調停で、政幸さん側は「縁組は正当な手続きでされたもの」とし、調停に応じない姿勢を示していた。孝子さん側は、高齢のため調停を東京家裁に移すよう大分家裁に要望していたが、一月、同家裁から「相手が調停に応じる意思を示していない」として不成立の通知を受けたという。孝子さん側は「養子縁組は無効。民事訴訟も検討中」、政幸さんは「縁組は正当で、話し合う余地はない」とした。
政幸さんが代表役員を務める奥平神社は四月二十五日付で、所属していた神社本庁から脱退する決定を下した―とする公告を社務所前に掲示した。理由について政幸さんは「本庁に負担金を払う余裕がない」ことなどを挙げた。
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