
花宮邦高校長と英会話を楽しむ生徒たち
生徒が語学ハンドブック手がける
生きるための力をはぐくもう―。大分市の大分東高校(花宮邦高校長、498人)は本年度を「新生大分東のスタート」と位置付け、国際化、語学力をキーワードに、生徒のコミュニケーション能力の向上を図るための学校改革へ一歩を踏み出した。
同校が唱える「生きるための力」とは、言葉遣いや身だしなみに気を配り、知恵を身に付けること。改革の本格スタートに先行して二〇〇七年九月から、自主性を育てるために県内の高校では珍しい「ノーチャイム」を実施。「すでに定着し、生徒は常に先々を見通せるようになったようです」と花宮校長。
国際コミュニケーション科だけでなく、普通科の生徒も日ごろから外国語に親しんでもらおうと、校内には六カ国語の表示板を設置した。生徒で実行委員会をつくり作製したもので、「フランス語の発音をカタカナで表記するのが難しかった」と久多良木優君(国際コミュニケーション科三年)。
本年度から生徒と教諭が常に携帯している「語学ハンドブック」も生徒が手掛けたもので、三月に完成したばかり。制服の胸ポケットに入るサイズのリーフレットで、「宿題を提出に来ました」「手伝ってくれてありがとう」など三十五の英会話を掲載。
「日ごろの学校生活でよく使う会話を参考にしました」と中野貴雅君(同)。上野あゆみさん(同)は「みんなに英語を身近に感じてもらえたら」とにっこり。
生徒と教諭の知恵を結集して、改革を早く軌道に乗せようとしている。「コミュニケーション能力を身に付け、誰からも愛され、信頼される人になってもらいたい」。花宮校長は生徒の”やる気”に期待している。
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