
160円前後の値段が表示され閑散としたガソリンスタンド=1日午前10時ごろ大分市内
揮発油税の暫定税率復活を受け、各地で一日からガソリン価格が大幅に値上げされた。一リットル当たりの暫定税率は約二十五円。石油元売り大手は、この日の出荷分から税率分を上乗せしたほか、原油価格の高騰を反映して卸価格を一リットル三十円前後引き上げた。
レギュラーの全国平均店頭価格は四月二十八日時点で一リットル約百三十一円。東京・銀座のガソリンスタンドは一日、百三十円から百六十円に値上げ。新潟県佐渡市のスタンドは百四十三円から百七十一円に値上げした。
一日午前零時と同時に値上げに踏み切ったスタンドが見られた一方で、復活前の仕入れ分の価格を据え置いたり、需要が多い大型連休中の値上げを見送るスタンドもあった。
県内のガソリンスタンドでも、ほとんどの店が道路沿いの値段表示を変えた。セルフ型を中心に百五十円台後半の価格が目立つが、表示のないスタンドもあり、百六十円台の店も出てきた。
大分市内のスタンドでもきのうまでの混雑から一転、ガソリンを入れるドライバーはまばらだった。「朝の時間帯はいつもの半分程度。これからゴールデンウイークだが、厳しくなりそう」と所長。別の所長も「税率の復活が決まったのがきのうの夕方。その後の準備が大変だった」と政治に振り回されたこの一カ月に、うんざりした表情だった。
二日連続で給油に訪れた宅配業者の男性(63)は「給油しないと仕事ができない。安いに越したことはないが、値上げはやむを得ないと思う。混乱を招く前にもっと対策があったのではないか」と憤っていた。
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