
覚書を締結した国東警察署(左)、県薬剤師会国東支部(中央)、国東市民病院前薬局
振り込め詐欺の防止に向け国東署と県薬剤師会国東支部、国東市民病院前薬局は四月三十日、「高齢者に対する振り込め詐欺・空き巣被害防止に関する覚書」を締結した。県内では初の取り組み。
高齢者の利用が多い薬局の薬袋に同署の電話番号や「振り込むな!サギです」「カギかけて!」などと書かれたシールを張り、さらに薬剤師が手渡す際に注意を喚起することで高齢者の事件を未然に防止するのが狙い。
市内十四カ所の薬局で同日から始めた。
国東署であった調印式では、足立正人署長が「被害防止のため呼び掛けなどに協力を」、森光克明支部長らが「注意喚起で地域の安心安全に貢献したい」とあいさつ。署名、押印して覚書を交わした。
市内のロ・セレーノ調剤薬局ではさっそく、薬剤師が「不審な電話に気を付けてください」などと説明し、薬袋を手渡した。多い日で、一日に七十人ほどの高齢者が利用するという。
薬局を訪れた原田ヨソノさん(83)は「困った時にどこに電話したらいいか見やすいし、分かりやすい。注意したい」と話した。
同署によると、振り込め詐欺事件は昨年、県内で百五十二件(被害額・一億二千万円)発生。被害は還付金詐欺の100%、「オレオレ詐欺」の80%以上が六十歳以上の高齢者。
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