
大分市戸次佐柳地域の那賀信一さんのシイタケのホダ場。よく育った「香信」を手に
大分市大南地区は、市内では野津原と並ぶ乾シイタケの産地。地区内の生産農家でつくる市椎茸(しいたけ)生産組合(東村孝昭組合長・29戸)は、1年の節目となる乾シイタケ品評会と即売会を来月1日、JA大分市戸次支店などで開く。
組合員の一人、那賀信一さん(67)のホダ場(栽培地)は、戸次佐柳(さなぎ)地域の山中にある。約一ヘクタールの面積に樹齢四十年のスギが整然と並び、ホダ木(菌を打ち込んだ原木)に、適度に影を落としている。
シイタケは収穫時期と形によって呼び名が違う。晩秋と春が収穫期で、傘が開いたものを「香信(こうしん)」。真冬に傘が開く前に収穫する肉厚の「冬●(草カンムリに女、その右に古)(どんこ)」、やや遅れて収穫する大型の「香●(草カンムリに女、その右に古)(こうこ)」。傘の表面がカメの甲羅状に割れた「天白茶花冬●(草カンムリに女、その右に古)(てんぱくちゃばなどんこ)」。
那賀さんはシイタケ栽培に取り組んで約四十年。「それぞれ最適な時期に収穫するため、毎日、天気と値動きから目が話せない。収穫の判断を一晩誤っただけで、一キロ千円単位で値が下がることもある」と話す。
生産者には品評会での評価もさることながら、「即売会での消費者の反応もとても気掛かりなんです」と同組合。「アメリカのクリントン前大統領は来日時に好物を聞かれて『シイタケ ノ テンプラ』と答えた。もっと多くの人においしさを伝えたい」と那賀さん。
即売会は一日午前十時から午後三時まで、JA大分市戸次支店で。品評会は同日午後一時から市大南支所で行われる。
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