
「NPO法人七瀬の里Nクラブ」(大分市)のサッカーチームで練習する小学生
子どもから高齢者まで地域住民が会員となり、スポーツを通して健康づくりに取り組む「総合型地域スポーツクラブ」は県内で、二十一団体(三月末現在)に増えた。過疎化、少子高齢化が進む中、健康増進だけでなく、ユニークな地域づくりに取り組むなど、活躍のシーンは広がっている。
大分市野津原地区の「NPO法人七瀬の里Nクラブ」は、地域のスポーツ環境整備を目指し、二〇〇四年に設立。旧野津原町が主催していた三世代交流ゲートボールやバレーボールなどの大会も引き継いだ。最近は、サッカーや硬式野球、硬式テニスと、中学生のクラブチームづくりにも力を入れる。
森慎一郎事務局長(顔写真)は設立の意義を「子どもの競技力向上とともに、高齢になっても野津原でスポーツが続けられる組織づくりを進めたかった」と話す。
昨年三月発足の川添なのはなクラブ(大分市)は川添小学校区の全住民(約六千五百人)が会員という、全国的にも珍しいクラブ。スポーツ系サークルはもちろん、地元の畑で収穫した野菜などを朝市で販売する「アグリークラブ」が人気で、「高齢者の生きがいづくりにも役立っている」という。
〇四年に設立した「NPO法人923(くにみ)みんなんクラブ」(国東市国見)は国東音楽祭・海風の開催や、放課後児童クラブの運営も手掛ける。月一回は小学生にイモ植えやカヌーなどを楽しんでもらう「みんなんこども広場」も開く。丸山順道理事長は「合併で町がなくなり、住民に不安もあった。地域が子どもを育てる受け皿にしたい」と話している。
総合型地域スポーツクラブ
県内12市町にある。今年3月に5団体が増えた。中津、杵築、由布、臼杵の4市で設立準備が進む。設立予定がないのは姫島村と日出町。2000年に策定された国のスポーツ振興基本計画は全市町村へのクラブ設置を目指している。設立前後の6年間は国や自治体が活動資金を補助する。
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