
杵築市山香町山浦でパン屋を始めた尾家勝美さん・壮太郎さん親子
「親子でこだわりのパン作り」―。別府市馬場の尾家勝美さん(59)と長男・壮太郎さん(21)が、杵築市山香町山浦の民家に天然酵母と国産小麦にこだわったパン屋「ウインド・ミル」をオープンさせた。勝美さんは会社員を辞めて夢へのチャレンジ。「田舎からでも十分勝負できる時代。町の活性化にもつながるよう経営を早く軌道に乗せたい」と張り切っている。
勝美さんは日出町内のIC関連の会社に務めていたが、自然の中で人と触れ合いながら、好きなことをしたいと退職。三年半前に山香町で民家を見つけ、リフォームやパンの試作をしながら準備を進めてきた。店は今年二月にオープンした。
営業は水曜日、土曜日、日曜日のそれぞれ正午から午後三時まで。スタンダードな「田舎パン」をはじめ、ライ麦パン、クルミやイチジク、チーズ、ゴマ、オリーブ入りなど十種類ほどを焼いている。
パン作りは独学。レーズンの天然酵母を使い、約二十時間の長時間発酵させるのがこだわり。
天然酵母ならではのかめばかむほど味が出て、もちもちした食感が好評で、別府、宇佐両市などからも評判を聞いて客が訪れる。
昨年、県農業大学校を卒業した壮太郎さんは「自然が好き。お客さんにおいしいと言われるとうれしい。毎日が勉強で早く一人前になりたい」。
五月中にはホームページも作って、ネット販売も力を入れるという。勝美さんは「景色もいいし、毎日が楽しい。素朴な味を分かってくれる人が一人でも多くなるよう頑張りたい。将来的には山香に移住し、チーズ作りなどもしてみたい」と話している。
問い合わせはウインド・ミル(TEL080・1770・2478)。
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