
家族連れも参加した連合大分のメーデー県中央大会(大分市の若草公園)
今年で七十九回目となった労働者の祭典、メーデー。参加した組合員からは製造業と非製造業など業種による賃上げの格差や、パート、派遣など非正規雇用の増加に伴う職場の不安を訴える声が聞かれた。後期高齢者医療制度(長寿医療制度)をはじめとした社会保障制度への不満もあった。
今年の賃上げについて、鉄鋼、造船などの業種で構成する基幹労連の男性(29)は「人によって差はあるが、手当は上がっている。(経営側が)生産性を高めるための現場の頑張りを認めてくれているのではないか」と話す一方、サービス・流通連合の男性(40)は「非常に厳しい。最低限の昇給が確保できれば」と不安を口にした。
UIゼンセン同盟の女性(36)は非正規雇用が増加する職場の状況に関して「自分は正社員だが、派遣社員はいつ契約を解除されるか分からず、将来への不安が大きいようだ。入れ替わりが激しいため、その都度、教育が大変で後継者を育てにくい」と、非正規雇用労働者本人の心理的負担と周囲の対応の大変さを指摘した。
後期高齢者医療制度や年金記録問題で全国一般の男性(56)は「十分な議論がないまま負担だけが増えているように感じる。自分自身も高齢の親を抱える身で将来が不安。国民に十分説明した上で、安心して暮らせるようにしてほしい」と話した。
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