
落ち着いた雰囲気にリニューアルした「橋本の湯」
由布市湯布院町の湯平温泉街にある共同浴場の「金の湯」と「橋本の湯」がリニューアルした。湯平温泉の”再興”に向けた事業の一環で、温泉街に点在する五つの共同浴場の改修が完了した。湯平温泉は「浴場巡りで思う存分に温泉を味わって」と呼び掛けている。
金の湯は、温泉街の石畳の坂道を登り切った所にある。改修で、老朽化が進んでいた外装と浴槽を一新した。石畳の入り口に近く、五カ所の共同浴場で最も広い橋本の湯も外観を落ち着いた色合いにし、浴場の天井を高くして開放的に。観光客が気軽に立ち寄れるよう、トイレも新設した。
共同浴場の改修は、温泉街に点在する各浴場の魅力を高め、浴場巡りをアピールすることで、温泉街全体に入湯客の往来をもたらすのが狙い。これまで、足湯を併設した「銀の湯」、浴槽から眺望を楽しめる「中の湯」、花合野川に面した「砂湯(中央温泉)」を順次リニューアルしてきた。
湯平温泉では、「療養温泉の”西の横綱”」と称された古き良き時代の活気を取り戻そうと、地元の各団体でつくる「湯平温泉場活力創造会議」(清水嘉彦座長)を中心に、活性化事業を展開。共同浴場の改修も再興の起爆剤と期待している。
ただ共同浴場は地元住民が日常的に利用し、維持・管理作業は地区が分担して行っている。このため、観光目的の入湯客に一定の管理費負担を求めるほか、入浴マナーの順守を呼び掛けている。
清水座長は「共同浴場は規模は小さくても、素朴でキラリと光る魅力がある。浴場巡りをして湯平温泉で心身を癒やし、ゆったりとした時間を満喫してもらいたい」と話している。
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